2005年度 中1諸君の橋の強度試験結果

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2003年度から,一辺が4mmの角材に変更としています.
また,今年から角材の接合をホットボンドに変更しました.

角材同士の接合には「木工用瞬間接着剤」をこれまでずっと使用してきました.
しかし,瞬間接着剤[シアノアクリレート系]は,塗り過ぎ時や塗布後の固定に対して
作業がシビアであり,また価格も高いことから,今年はホットボンドを採用しました.
(これまで,角材よりも接着剤の方が合計費用が上回っていました…汗)


優勝

耐荷重=20.4kg
1年3組10班
2位耐荷重=19.9kg
1年1組2班
3位耐荷重=17.4kg
1年5組9班
同着4位耐荷重=16.9kg
1年4組4班
同着4位耐荷重=16.9kg 1年5組5班
6位耐荷重=16.4kg 1年2組8班


各クラス別のページはこちらです.



講評,そのほか

瞬間接着剤に比較して,ホットボンドの特性としては,

となりますが,柔軟性がある=曲がりやすく剛性が低い,とも言えます.
…そのため,今年は新記録は出ませんでした.

特に昨年までと比べて,荷重試験をしてみてはっきりとした違いは,
「接合部の柔軟性がある」ことから,側面から見た向きで平行四辺形のかたちに
ひしゃげて倒壊する橋が多かったことがあげられます.

ただ,柔軟性があること自体は悪い面だけではなく,逆に部材が変形したときには
瞬間接着剤よりも有利な点もありました.
それは,橋全体がゆがんで来たときに違いが出ます.全体がゆがんでくると
瞬間接着剤では2つの角材の角度の変化を吸収できずに接合部が外れてしまうことがありますが,
ホットボンドでは,そのような壊れ方はほとんどありませんでした.

来年以降,このままホットボンドでの記録比較にしていくのか,
瞬間接着剤の使用,または瞬着とホットボンドの併用とするのか?
検討の余地があります.

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桑原 忠司 獨協中高 技術・情報科担当
CYU00554ATnifty.ne.jp
[AT = at mark]