2008年度 中1諸君の橋の強度試験結果

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2003年度から,一辺が4mmの角材に変更としています.
また,2005年から角材の接合をホットボンドに変更しました.

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優勝

耐荷重=42.4kg
1年2組3班
2位耐荷重=23.4kg
1年5組5班
3位耐荷重=19.9kg
1年3組5班
4位耐荷重=17.4kg
1年4組3班
5位耐荷重=16.9kg 1年3組8班
6位耐荷重=15.9kg 1年1組10班

各クラス別のページはこちらです.



講評,そのほか

今年度は設計ルールを変更して4年目になります.
そして今年……とてつもなく高い記録が出ました!

今年の新記録 42.4kg

昨年の記録の倍近い数値です.
過去の記録は次のとおりです.
  • 2007年度 23.9kg
  • 2006年度 21.9kg
  • 2005年度 20.4kg
  •    (2003年から,5mm→4mmの断面の角材に変更)
       (2005年から,瞬間接着剤→ホットボンドに変更)

    ★これまで,毎年少しずつではあっても新記録更新を重ねて来ました.
      しかし,今年の記録は今後破られるのでしょうか?
      毎年の記録更新を楽しみにしていたのですが,来年はその楽しみがなくなって
      しまうのかもしれない?…と,ちょっと心配です.
      材料と構造の限界に来ているかもしれません.
      「記録は,破られるために存在する」とりあえずそう言っておきます….

    ★新記録が出る前に,準優勝した5組のK君たちの測定がありました.
      「今年の優勝はキミ達かな」との予想が,最後にひっくり返ってしまいましたね.残念.
      2組3班のO君たち,君達はすばらしい記録を出しました.4人でがんばったから
      この記録が現実のものとして達成されたのです.
      実は担当者の私も「この材料と接合方法では,30kg台が限界かな…?」なんて考えていました.
      「やってみなければわからない」とはこのことですね.いい意味で予想をくつがえしてくれてありがとう!

    ★さて,世の中にはいろいろな構造物があります.
      専門家の人たちは,コンピュータシミュレーションで計算させて検討などもします.
      しかし,構造の形そのものは「人間が考え出したものを,データとして」入力します.
      さらには,計算のプログラムそのものも人間が考え出したものです.
      そして「計算通りにはいかない」ことが,いろいろな要因で起こるわけです.
      …ここまで言えば,もうこれ以上言わなくてもわかりますね.きちんとした構造物は
      空気のように自然に存在するわけではなく「誰かが作ったから存在する」のです.
      皆さんの中からそれを担う人が出てこなければ,今よりすごいものは出てこないのです.

    ということで,次の実習では「めざせ40kg!」となります.高い目標こそ達成の価値がある!

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    桑原 忠司 獨協中高 技術・情報科担当
    CYU00554ATnifty.ne.jp
    [AT = at mark]